資産運用に興味はあるけど、株のように知識が必要だったり時間が取られるものは難しい、という方におすすめなのが投資信託です。株の場合は企業ごとに株を購入することになりますが、投資信託の場合は商品を選んだらあとは運用会社に所属する担当者が運用してくれます。また分散して投資してくれるので、安定した利益を得られる点も魅力です。そこで投資信託を始めようと考えている方のために、投資信託について、また始める際にしておきたい勉強の仕方についても詳しくご紹介します。

投資信託とは信託会社に運用をお任せする投資方法

投資信託とは、投資家から集めた資金を信託会社で担当者(ファンドマネージャー)が株や債券などに投資して運用し、その利益が投資家に還元される資産運用の方法の一つです。投資家は信託会社やファンドマネージャーの実績などから投資する信託会社を選び、投資します。銀行の預貯金も銀行が預金者に代わって預かったお金を運用し、利息という形で還元されていますので、仕組みとしてはよく似ています。ただ、投資信託は元本が保証されていないため、運用が上手くいかず投資した株や債券が値下がりすれば投資したお金よりも減ってしまうこともあり得ます。

投資信託で資産運用をする5つのメリット

投資信託は、これから投資を始めようと考えている人にはおすすめの方法です。まずはなぜ投資信託がおすすめなのかそのメリットから見ていきましょう。

メリット1.少額から投資が可能

株を購入する際には、ある程度まとまった金額が必要です。一方投資信託は信託会社にもよりますが、100円や500円といったワンコインで購入が可能な商品もあります。どの信託会社でも1万円程度の資金で投資が可能です。

メリット2.専門家に運用を任せられる

株の場合は値上がりや値下がりを自分で確認し運用していくことが必要ですが、投資信託の場合は運用の専門家であるファンドマネージャーにお任せすればいいので、詳しい知識がなくても安心です。

メリット3.リスクを分散できる

投資する商品は国内外の様々な商品に分けて運用されます。株のように大きな金額を投資した場合、値下がりなどで大きな損失につながってしまいますが、投資信託の場合は少額でも多くの投資家のお金を集めて運用するので、リスクを分散したり軽減することが可能です。

メリット4.個人では投資が難しい商品にも投資が可能

海外の商品などは個人では購入が難しいこともありますが、投資信託なら指定すれば様々な国や日本でも多くの商品から選択が可能です。

メリット5.万が一の時も投資家が守られる仕組みになっている

投資した信託会社が万が一経営破綻してしまっても、投資信託は販売と運用、管理の3つの会社で構成されているため、投資家に影響が及ぶことはありません。またどういった経営状況なのか透明性も高いので安心して投資できます。

知っておきたい投資信託のデメリット

投資信託は元本保証がされない点で、預貯金とは違うということは先にご紹介したとおりです。また、運用をプロにお願いするため、信託報酬などを支払う必要があることに加え、商品の入れ替えや利益を受け取る際には手数料が発生します。そのため投資した以上に利益が上がったとしても、受け取れる金額は少ないということもあります。また信託会社のセールスマンに勧められるまま購入したりして失敗するということもあるのです。そのため、初心者向けとはいってもきちんと知識を得ておく必要があります。

投資信託について学ぶためのおすすめの勉強法

投資信託を始める前に、まずは投資信託の仕組みと専門用語について学びましょう。ネットで投資信託をしている信託会社のホームページを見ながら知識を身につけていくのがおすすめです。さらに実際に少額からでも投資をしてみることもおすすめです。損をしたくないという気持ちもあるかもしれませんが、全く損をしない投資方法というものはありません。また投資信託に不安がある場合は、投資のプロに相談してみることも必要です。資産運用のためには学ぶことにも投資をするのが一番です。