年金の支給額の減少や昨今の自然災害の増加などによる生活の不安が増えてきている今、将来への備えとして資産運用を始める人が増えてきています。ただ、資産運用といっても様々な種類があります。この資産運用をすれば上手くいくというものではなく、リスクもありますのでいくつか組み合わせて運用していく必要があります。そこで資産運用の種類とその内容について詳しくご紹介します。

資産運用はリスクがあることを念頭におく必要がある

資産運用とは、自分が持っている資産を運用して殖やすことをいいます。私たちが生活する上で必要となるお金には、「すぐに必要となるお金」「支払う目的や期日があるお金」「備えておくお金・当分の間は使うことのないお金」があります。すぐ必要になるお金は、資産運用に使うと必要な時に引き出す手間がかかりますし、手数料などが必要となることもあります。そのため一般的には「必要となる期日は決まっているが当分は使わないお金」や「備えておくお金」を使って資産運用をします。ただしどの商品にもリスクとリターンがあり、簡単にお金を殖やす方法や近道はないということを念頭において資産運用をしなければなりません。

主な資産運用とメリットデメリット

資産運用を始める前に、まずはどういった資産運用があるのか、その種類とメリットデメリットを見ていきましょう。

預貯金

銀行に口座を作り、現金を預けることも資産運用の一つです。近年の低金利で利息はほとんどつかない状態ですが、すぐに引き出せること、1,000万円までは元本と利息が保証されていることがメリットです。日本の銀行だけでなく、外貨で貯金をする方法もあります。外貨の場合、日本より金利が高いことがあったり、円安の場合は利益が得られます。ただし円高だと損をしてしまう、利益が出て日本円にしようとした場合、為替手数料でかえって損をすることもあるのがデメリットです。

保険

積み立てる途中に運用で出た利益を還元してもらえたり、貯金のように積み立てる貯蓄型の保険などがあります。ただし途中で解約すると殖えないだけでなく手数料などで元本割れしてしまう可能性もあります。学資保険など、将来的に必要となる時期に合わせて積立金が支払われる商品だと、大きな備えになります。

投資信託

信託会社にお金を支払い、自分の代わりに運用をしてもらう方法です。会社ごとに取り扱う商品が違い、いくつかの商品に分けて投資をすることでリスクを抑えることができます。ただし商品ごとに手数料がかかるため、大きな利益をあげないとかえって損をする可能性もあります。

株式投資

企業が資金調達のために発行する株式を購入し、株主となる投資方法です。株価を見ながら株式を売買します。自分でやり取りをしなければならないため、知識が必要となることに加え、社会情勢や経済情勢などについても情報収集が必要となります。

不動産投資

不動産や土地を購入し、売買したり賃料を得ることで利益を得る投資方法です。購入するための資金が必要となること、購入した不動産や土地の管理が必要となるため、人に任せることが難しい方法です。

ソーシャルレンディング

お金を借りたい企業と投資をしたい投資家とをつなぐ新しい資産運用の方法です。ただし他の資産運用と違い、雑所得となるため税金の負担が大きくなることがデメリットといえます。

資産運用は専門家のアドバイスを受けることが必要

資産運用は知識がないまま始めるのは危険です。自分で学ぶ必要もありますが、今どういった資産運用が自分のライフスタイルに合っているのかアドバイスを受ける必要があります。
株式会社ジートレンドでは、資産運用に関するアドバイスをしていますので、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。