不動産投資とは、不動産を購入するなどして投資をすることをいいます。大きく分けて土地や宅地を購入し、その価値が上がった時に売却して利益を得るもの、またアパートやマンションなどを他の人に貸し出して家賃収入を得る2つの方法があります。長期にわたって利益が得られ、節税効果もあることから副業で不動産投資をする人も増えてきています。そこで不動産投資とはどういったものなのか、また不動産投資のメリットやデメリット、不動産投資を始めたい人に向けた勉強法などを詳しくご紹介します。

不動産投資の種類

不動産投資は土地や宅地を購入し、売却したり賃貸による賃料の受け取りなどで利益を得る投資方法です。ですが、バブル期以降土地の急激な上昇といったことはほぼないため、家賃収入による運用利益に注目が集まっています。運用利益が得られる不動産投資でも様々な種類があり、代表的なものとして以下の6つの投資方法があります。

区分マンション投資

マンションの一角(1部屋単位)を購入し、貸し出す投資方法です。初期費用が比較的安く抑えられます。

一棟マンション・アパート投資

マンションやアパートを一棟所有し、貸し出すことで家賃収入を得る投資方法です。まとまった初期費用が必要なことに加え、修繕など将来的にかかる費用なども考慮して資金計画を立てる必要があります。

戸建て投資

一戸建てを所有し、貸し出して賃料を得る方法です。マンションやアパートと同じく初期費用が多くかかり、修繕費用が必要となりますが、地域によっては需要が低くなる傾向にあります。

J-REIT(不動産投資信託)

投資法人が投資家から資金を集めて不動産に投資し、配当金が投資家に還元される仕組みです。投資信託の商品の一つであり、直接不動産を購入するわけではありませんが、不動産に投資したことと同じことになります。

民泊投資

購入したアパートやマンションを民泊設備として貸し出し、利益を得る方法です。また民泊を経営したい人に不動産を貸し出す「転貸」というものもあります。

駐車場投資

購入した土地を駐車場に整備し、貸し出すことで利益を得る方法です。土地自体の値上がりが見込めないことが多い一方で、土地のある場所によっては駐車場にした方が利用者が見込めることもあり注目されています。また自宅のあいた駐車スペースを貸し出すといったものもあります。

不動産投資のメリット

不動産投資は初期費用が多くかかるイメージがありますが、株や投資信託のように現金がなくてもローンで購入が可能です。さらに将来入ってくる家賃で返済が可能で、ローンが終われば財産として自分のものになります。また安定した家賃収入が得られるため、長期にわたって運用していくことが可能なのも大きなメリットです。

不動産投資のデメリット

不動産投資のデメリットとしては、ローンが借りられるとはいってもある程度初期費用は現金で用意する必要があります。また借り手がなければ家賃収入は得られませんので、宣伝をしたり修繕や整備なども必要になってきます。また購入したあとに不動産価格が下落することもありますし、災害などで不動産がダメージを受けることもあります。家賃収入が得られないと、ローンで購入した場合は返済の負担が大きくなるといったリスクもあります。

不動産投資を始めたい人におすすめの勉強法

不動産投資には、先にご紹介したように様々な種類があります。まずはそれぞれの投資方法について詳しく調べて自分がどの投資方法に向いているか把握しましょう。不動産投資の本を参考にするのもいいですし、不動産会社で不動産投資について書かれているコラムを参考にしてもいいでしょう。不動産投資についてのセミナーへ参加してみるのも知識を深めるためにおすすめです。不動産は常に状況が変化しており、また投資をしたいと考える土地や地域の地価も変動しています。実際に不動産投資をしている人の体験談なども参考にするのもおすすめです。